Chapter
マタイによる福音書 1 マタイによる福音書 2 マタイによる福音書 3 マタイによる福音書 4 マタイによる福音書 5 マタイによる福音書 6 マタイによる福音書 7 マタイによる福音書 8 マタイによる福音書 9 マタイによる福音書 10 マタイによる福音書 11 マタイによる福音書 12 マタイによる福音書 13 マタイによる福音書 14 マタイによる福音書 15 マタイによる福音書 16 マタイによる福音書 17 マタイによる福音書 18 マタイによる福音書 19 マタイによる福音書 20 マタイによる福音書 21 マタイによる福音書 22 マタイによる福音書 23 マタイによる福音書 24 マタイによる福音書 25 マタイによる福音書 26 マタイによる福音書 27 マタイによる福音書 28Verse
マタイによる福音書 28:1 マタイによる福音書 28:2 マタイによる福音書 28:3 マタイによる福音書 28:4 マタイによる福音書 28:5 マタイによる福音書 28:6 マタイによる福音書 28:7 マタイによる福音書 28:8 マタイによる福音書 28:9 マタイによる福音書 28:10 マタイによる福音書 28:11 マタイによる福音書 28:12 マタイによる福音書 28:13 マタイによる福音書 28:14 マタイによる福音書 28:15 マタイによる福音書 28:16 マタイによる福音書 28:17 マタイによる福音書 28:18 マタイによる福音書 28:19 マタイによる福音書 28:20



マタイによる福音書 28:10 の解釈ポイント
「恐れることはない。行って兄弟たちに、ガリラヤに行け、そこわたしに会えるであろう、と告げなさい」というイエスの言葉は、復活後の弟子たちへの確信と任務の始まりを宣言しています。彼らの恐れを取り除き、使命の道を示す宣言として読まれます。
文学的文脈
この節は福音書の終盤、復活の証拠が揺らぐ時期に記されています。復活の使者の報告後、弟子たちはまだ迷いと恐れの中にいます。イエスは現れ、彼らを安心させつつ、これからの宣教の具体的な場所と会う約束を示します。ガリラヤはイエスの公生活の発端でもあり、弟子たちが最初に召された場所でもあるため、桟橋のように新しい始まりを示す象徴として機能します。
神学的意義
この言葉は、恐れに対する命令と信仰の働きを同時に示します。恐れを取り除く言葉は、復活の現実と主の臨在への確信に基づくものです。さらに、弟子たちのミッションは「告げなさい」という直接の命令形であり、彼らの証言が世界へ拡がることを示唆します。ガリラヤでの再会は、旧約の契約的約束と新約の福音宣教の橋渡しとして読み取られます。
聖書全体との結びつき
- 出エジプト記や将来の約束といった「神の導きの場所」としての地の象徴性が、ガリラヤを通して再確認されます。
- ローマ書や使徒行伝に連なる、死と復活の現実が弟子たちの宣教へ具体的に結びつく場面です。
- 使徒の働きへ続く教会のミニストリーの端緒として、この呼びかけは「去来を恐れず宣べ伝える」姿勢の源になります。
反省の問い
主要な聖書横串の参照と短い説明
- ヨハネの福音書 20–21章の復活後の現れの記述との関連で、主の臨在が弟子たちの使命を力づけます。
- 使徒行伝 1章の昇天前後の弟子たちの委任と祈りの姿勢に、この「会える場所」の約束が継続します。
- ローマ人への手紙 10章の「信仰は聞くことから始まる」という宣教の基盤とつながります。
引用と出典の注記
この解説は、公同稿の解釈書に見られる伝統的解釈を総合して作成しました。必要箇所で Matthew Henry、Albert Barnes、Adam Clarke の短い直接引用を挿入する場合がありますが、ここでは原典の長文引用を避け、要点を日本語で独自にまとめています。
結論
この節は、恐れを払いのけ、復活の現実を基盤に、弟子たちに新たなミッションを宣言する場です。ガリラヤでの再会と「会える」という約束は、教会の宣教の起点としての確かな希望を示します。私たちも、神に近づく場所と内なる信仰の約束を再確認し、恐れを超えて福音を伝える生活へと歩み出すべきです。